#FE風花雪月 青獅子ルートクリアした~!! 色々忙しくてのんびりプレイしてたんだけど、二週目だし時間短縮できるかな~と思いきや、育成で寄り道しすぎて結局一週目と同じプレイ時間になってた…。 以下ネタバレ有なのでこれからプレイ予定の人は注意。主人公は「ベレス」で表記。クロレスの感想もある。 続きを読む ・青ルート全体の感想 ディミトリ個人の問題も含め、ファーガス王国を救済する物語という印象。 事前に「青ルートは諸々の謎がわからないまま終わる」と聞いてたんだけど、黄ルートではわからなかった王国内部の事情、エーデルガルトとの関係がしっかり描かれていたので、個人的には良かった。 級長・次期国王であるディミトリが最初から病んでいる状態でスタートするので、ストーリー展開の全てがディミトリの精神状態に左右されているというイメージが強い。 ただ、この辺に関してはファーガス王国が騎士道に重きを置いているのが原因だと思う。 騎士道のあり方についてはフェリクスやイングリット周辺の支援会話でも散々問答されているけど、結局「主のために命を尽くす」ことと「主のために生き残る」ことは両立できないんだよね。 騎士道を貫いて亡くなっていった人が、実際はどう思ってたかもわからない。 でも、生き残った人間は罪の意識に苛まれて、まともな精神状態では生きていられない。 みんな答えの出ない問題を抱え続けているから、ディミトリに対して何の答えも出してあげられないし、本人たちも自分や死者との向き合い方がわからなくなる。 最終的には「死者にとらわれてはいけない、生者にしかできないことをする」っていうところで落ち着いたけど、全体的に漂うやりきれなさや無力感に関しては、良くも悪くも徹底してるなあと思った。 結局、答えの出ない問題に囚われ続けているディミトリと王国を救えるのは、しがらみに囚われないベレスしかいなかった。 青ルートをやってみると、シルヴァンとベレスの支援会話は、ファーガス王国とベレスとの関係性を端的に表してるようにも見える。 過去の出来事や伝統や風習に縛られすぎているんだよね、多分。 視点を変えれば抜け出せたはずなのに、そういう方法すら思いつかない。 これは黄ルートにおける王国軍(ディミトリ)の話になるけど、しがらみに囚われないベレスがいない王国軍は、ああいう状態のディミトリに従うことしか選べなくて、ディミトリを救ってあげることもできないんだなと思うと、ちょっと辛い。 あと、死神騎士を倒した後のメルセデスのスチルは思わず泣きそうになった。 メルセデス外伝について調べてる時に知ったけど、これ、カスパルをスカウトしてないと見られないって結構もったいない気がする…初回だと見逃してる人多いよなあ…。 ・青ルートにおけるカスパル ディミトリがランドルフを拷問しようとしてベレスがとどめを刺したあとの散策会話。 カスパルとランドルフは義理だけど親族?で、ランドルフの処遇についてベレスに意見を言おうとして止める。 選択肢によってカスパルの返答が変わるんだけど、その内容がこれ。 「戦争だから仕方ない」→「あんなの(拷問)は戦争じゃなくて私怨」(好感度下がる) 「申し訳ない」→「先生を責めてるわけじゃない、大してランドルフに思い入れはない、ただあいつ(ディミトリ)のやり方が受け入れられない」(好感度上がる) で、どっちのセリフでも、最後に「あいつ(ディミトリ)は帝国出身の俺のことなんて信用してないんだろうな…」って諦めたように言われて、なんか色々衝撃的だった。 一部終わった後の感想でも語ったけど、青獅子学級の子たちはディミトリに対して真正面から苦言を呈することがあまりないので、しがらみのないカスパルだとここまでハッキリ反発する描写入れるんだなーと感心した。 あと、その反発の理由が「信頼されていない」ことに対する悔しさとか虚しさで、青ルートにおけるカスパルは帝国に何の未練もないんだなと思った。だからこそディミトリの態度が悲しかったんだろうけど。 カスパルはドロテアとの支援会話見て色々衝撃を受けたんだけど(本人が元気そうなのであまり家庭事情を気にしてなかった)、そういう背景含めて、青獅子学級の子たちは正反対だなあと思った。 青獅子学級の中でカスパルと支援会話あるのがアッシュとアネットだけなのも納得した。 そういう意味で言うと、カスパルみたいなキャラは、良くも悪くも青ルートに欠けている要素だとも思う。黄ルートだとこの役割をラファエルが担ってたので。 メルセデス外伝の発生条件がカスパルのスカウトっていうのも、ディミトリに対する想いのぶつけ方を踏まえると、意地悪と言うか意図的なんだろうなって気がしてきた。 個人的な好みでスカウトしたカスパルが、まさか青ルートでこんな重要な役割を担ってるとは思ってなくてちょっと衝撃だった。 ・青ルートにおけるクロード(&クロレス) 一週目金鹿&クロレスに落ちた人間としてここを語らずにはいられない…。 黄ルートのクロードにとって、ベレスは自分の野望を叶えるためにどうしても必要な存在だった。 ただ、それはベレスが自分の学級を選んでくれたことからスタートしてると思っていたので(担任の先生だから利用できると言うか)、青ルートでもベレスに執着してるのがちょっと意外だった。 二部のグロンダーズでの戦いで再会すると「先生!生きてたんだな!」って生存を気にかけていたり、デアドラ奪還戦では王国軍にベレスがいること(=ディミトリを救ってくれること)を計算に入れた上で作戦を立てていたり。 他学級なのに黄ルートの時と同じような接し方と行動をとるので、本当にクロードは野望のために生きてる男なんだなあと再確認した。 ただ、デアドラ奪還戦MAPでクロードと会話すると「あんたがディミトリじゃなくて俺を選んでくれてりゃ…」なんて、どうしようもないことを言い出す。 青ルートにおけるクロードはベレスと過ごした時間に濃密さがないから、このセリフはベレス個人への想いじゃなくて、自分で野望を叶えられない悔しさとか歯がゆさから来てるんだろうなと思う。 士官学校編でルミール村に調査へ行く時、散策台詞で「先生と出会った思い出の場所」って言うぐらい、クロードにとってベレスとの出会いは特別だったんだよな。 もちろん、エーデルガルトもディミトリもベレスとの出会いは特別だったと思うけど、クロードは違う学級でも諦めきれず、自分の野望とベレスを切り離せなかったのが、何と言うか、一番めんどくさい気がする。 まあ今回の私のプレイデータとしては、士官学校時代に意味もなくクロード(とツィリルくん)を誘ってご飯を食べたり、意味もなくクロードと料理と作ったり、無駄にクロードと仲良くしていたので、この青ルートはベレスに対して個人的感情を抱いているクロードがいたってことにしておきます(?) このデータ前提で言うと、デアドラ奪還戦でツィリルくんが「クロードなんてほっとけばいいのに」って言っててめっちゃ笑ってしまった…そのあと「クロードのことは嫌いじゃないし…」って言ってるのがまた可愛い…。 あとここはうろ覚えなんだけど、ジェラルトが亡くなった時の散策台詞で「俺は両親を亡くした経験がないから寄り添ってやれない~」みたいなことを言ってたんだけど、これ、黄ルートでも言ってたっけ…?全然記憶になくてすごく衝撃を受けた…。 黄ルートだとこの頃のクロードはベレスに対して清濁入り混じった想いを抱えていた(※推察)し、ジェラルトの日記を読むのに必死だったはずなので、こんな優しいこと言ってくれなかった気がする…。 と言うわけで色々イレギュラーなこともあったけど楽しかった!! ほんと各学級ごとに雰囲気がガラッと変わって面白いな…。 青獅子は横繋がりが強いのと、本編だけでもキャラ個人に深く寄り添えるのが良かったなあと思う。 青ルートやるとエーデルガルトのことがめっちゃ気になってしまったので、この流れで黒鷲学級もいきます。楽しみ! ※おまけ 青ルート後日談組み合わせ ディミトリ+ベレス アッシュ+ツィリル シルヴァン+フェリクス メルセデス+フェルディナント アネット+ギルベルト イングリット+セテス ドゥドゥー+フレン ペア無し…ドロテア、カスパル、ベルナデッタ 赤ルート控えてるので赤同士の支援Aは発生させなかった。 どうしてもアネットとギルベルトのペアエンドが見たかったけど、アンメーチェの支援優先度高そうだなあと思ったので、最終月までアンメーチェの支援Aは封印していた。長らく気まずいままでごめんな…。 あとの組み合わせは自然に任せたけど、縁の深い仲間を見る限り、優先度的にはシルヴァン+フェリクス>イングリット(+セテス)>アッシュ(+ツィリル)だったのかな…。 畳む 2019/09/06(Fri) 22:19:48 RPG系
青獅子ルートクリアした~!!
色々忙しくてのんびりプレイしてたんだけど、二週目だし時間短縮できるかな~と思いきや、育成で寄り道しすぎて結局一週目と同じプレイ時間になってた…。
以下ネタバレ有なのでこれからプレイ予定の人は注意。主人公は「ベレス」で表記。クロレスの感想もある。
・青ルート全体の感想
ディミトリ個人の問題も含め、ファーガス王国を救済する物語という印象。
事前に「青ルートは諸々の謎がわからないまま終わる」と聞いてたんだけど、黄ルートではわからなかった王国内部の事情、エーデルガルトとの関係がしっかり描かれていたので、個人的には良かった。
級長・次期国王であるディミトリが最初から病んでいる状態でスタートするので、ストーリー展開の全てがディミトリの精神状態に左右されているというイメージが強い。
ただ、この辺に関してはファーガス王国が騎士道に重きを置いているのが原因だと思う。
騎士道のあり方についてはフェリクスやイングリット周辺の支援会話でも散々問答されているけど、結局「主のために命を尽くす」ことと「主のために生き残る」ことは両立できないんだよね。
騎士道を貫いて亡くなっていった人が、実際はどう思ってたかもわからない。
でも、生き残った人間は罪の意識に苛まれて、まともな精神状態では生きていられない。
みんな答えの出ない問題を抱え続けているから、ディミトリに対して何の答えも出してあげられないし、本人たちも自分や死者との向き合い方がわからなくなる。
最終的には「死者にとらわれてはいけない、生者にしかできないことをする」っていうところで落ち着いたけど、全体的に漂うやりきれなさや無力感に関しては、良くも悪くも徹底してるなあと思った。
結局、答えの出ない問題に囚われ続けているディミトリと王国を救えるのは、しがらみに囚われないベレスしかいなかった。
青ルートをやってみると、シルヴァンとベレスの支援会話は、ファーガス王国とベレスとの関係性を端的に表してるようにも見える。
過去の出来事や伝統や風習に縛られすぎているんだよね、多分。
視点を変えれば抜け出せたはずなのに、そういう方法すら思いつかない。
これは黄ルートにおける王国軍(ディミトリ)の話になるけど、しがらみに囚われないベレスがいない王国軍は、ああいう状態のディミトリに従うことしか選べなくて、ディミトリを救ってあげることもできないんだなと思うと、ちょっと辛い。
あと、死神騎士を倒した後のメルセデスのスチルは思わず泣きそうになった。
メルセデス外伝について調べてる時に知ったけど、これ、カスパルをスカウトしてないと見られないって結構もったいない気がする…初回だと見逃してる人多いよなあ…。
・青ルートにおけるカスパル
ディミトリがランドルフを拷問しようとしてベレスがとどめを刺したあとの散策会話。
カスパルとランドルフは義理だけど親族?で、ランドルフの処遇についてベレスに意見を言おうとして止める。
選択肢によってカスパルの返答が変わるんだけど、その内容がこれ。
「戦争だから仕方ない」→「あんなの(拷問)は戦争じゃなくて私怨」(好感度下がる)
「申し訳ない」→「先生を責めてるわけじゃない、大してランドルフに思い入れはない、ただあいつ(ディミトリ)のやり方が受け入れられない」(好感度上がる)
で、どっちのセリフでも、最後に「あいつ(ディミトリ)は帝国出身の俺のことなんて信用してないんだろうな…」って諦めたように言われて、なんか色々衝撃的だった。
一部終わった後の感想でも語ったけど、青獅子学級の子たちはディミトリに対して真正面から苦言を呈することがあまりないので、しがらみのないカスパルだとここまでハッキリ反発する描写入れるんだなーと感心した。
あと、その反発の理由が「信頼されていない」ことに対する悔しさとか虚しさで、青ルートにおけるカスパルは帝国に何の未練もないんだなと思った。だからこそディミトリの態度が悲しかったんだろうけど。
カスパルはドロテアとの支援会話見て色々衝撃を受けたんだけど(本人が元気そうなのであまり家庭事情を気にしてなかった)、そういう背景含めて、青獅子学級の子たちは正反対だなあと思った。
青獅子学級の中でカスパルと支援会話あるのがアッシュとアネットだけなのも納得した。
そういう意味で言うと、カスパルみたいなキャラは、良くも悪くも青ルートに欠けている要素だとも思う。黄ルートだとこの役割をラファエルが担ってたので。
メルセデス外伝の発生条件がカスパルのスカウトっていうのも、ディミトリに対する想いのぶつけ方を踏まえると、意地悪と言うか意図的なんだろうなって気がしてきた。
個人的な好みでスカウトしたカスパルが、まさか青ルートでこんな重要な役割を担ってるとは思ってなくてちょっと衝撃だった。
・青ルートにおけるクロード(&クロレス)
一週目金鹿&クロレスに落ちた人間としてここを語らずにはいられない…。
黄ルートのクロードにとって、ベレスは自分の野望を叶えるためにどうしても必要な存在だった。
ただ、それはベレスが自分の学級を選んでくれたことからスタートしてると思っていたので(担任の先生だから利用できると言うか)、青ルートでもベレスに執着してるのがちょっと意外だった。
二部のグロンダーズでの戦いで再会すると「先生!生きてたんだな!」って生存を気にかけていたり、デアドラ奪還戦では王国軍にベレスがいること(=ディミトリを救ってくれること)を計算に入れた上で作戦を立てていたり。
他学級なのに黄ルートの時と同じような接し方と行動をとるので、本当にクロードは野望のために生きてる男なんだなあと再確認した。
ただ、デアドラ奪還戦MAPでクロードと会話すると「あんたがディミトリじゃなくて俺を選んでくれてりゃ…」なんて、どうしようもないことを言い出す。
青ルートにおけるクロードはベレスと過ごした時間に濃密さがないから、このセリフはベレス個人への想いじゃなくて、自分で野望を叶えられない悔しさとか歯がゆさから来てるんだろうなと思う。
士官学校編でルミール村に調査へ行く時、散策台詞で「先生と出会った思い出の場所」って言うぐらい、クロードにとってベレスとの出会いは特別だったんだよな。
もちろん、エーデルガルトもディミトリもベレスとの出会いは特別だったと思うけど、クロードは違う学級でも諦めきれず、自分の野望とベレスを切り離せなかったのが、何と言うか、一番めんどくさい気がする。
まあ今回の私のプレイデータとしては、士官学校時代に意味もなくクロード(とツィリルくん)を誘ってご飯を食べたり、意味もなくクロードと料理と作ったり、無駄にクロードと仲良くしていたので、この青ルートはベレスに対して個人的感情を抱いているクロードがいたってことにしておきます(?)
このデータ前提で言うと、デアドラ奪還戦でツィリルくんが「クロードなんてほっとけばいいのに」って言っててめっちゃ笑ってしまった…そのあと「クロードのことは嫌いじゃないし…」って言ってるのがまた可愛い…。
あとここはうろ覚えなんだけど、ジェラルトが亡くなった時の散策台詞で「俺は両親を亡くした経験がないから寄り添ってやれない~」みたいなことを言ってたんだけど、これ、黄ルートでも言ってたっけ…?全然記憶になくてすごく衝撃を受けた…。
黄ルートだとこの頃のクロードはベレスに対して清濁入り混じった想いを抱えていた(※推察)し、ジェラルトの日記を読むのに必死だったはずなので、こんな優しいこと言ってくれなかった気がする…。
と言うわけで色々イレギュラーなこともあったけど楽しかった!!
ほんと各学級ごとに雰囲気がガラッと変わって面白いな…。
青獅子は横繋がりが強いのと、本編だけでもキャラ個人に深く寄り添えるのが良かったなあと思う。
青ルートやるとエーデルガルトのことがめっちゃ気になってしまったので、この流れで黒鷲学級もいきます。楽しみ!
※おまけ 青ルート後日談組み合わせ
ディミトリ+ベレス
アッシュ+ツィリル
シルヴァン+フェリクス
メルセデス+フェルディナント
アネット+ギルベルト
イングリット+セテス
ドゥドゥー+フレン
ペア無し…ドロテア、カスパル、ベルナデッタ
赤ルート控えてるので赤同士の支援Aは発生させなかった。
どうしてもアネットとギルベルトのペアエンドが見たかったけど、アンメーチェの支援優先度高そうだなあと思ったので、最終月までアンメーチェの支援Aは封印していた。長らく気まずいままでごめんな…。
あとの組み合わせは自然に任せたけど、縁の深い仲間を見る限り、優先度的にはシルヴァン+フェリクス>イングリット(+セテス)>アッシュ(+ツィリル)だったのかな…。
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