#カリギュラ
楽士ルートやり終えた感想(ネタバレ有り)

帰宅部ルートがアリアを助けるためのルートだとしたら、楽士ルートはμのためのルートなのかな?と思ってたんだけど、蓋を開けてみると、楽士ルートはただただソーンが幸せになるルートだった…
現実を滅ぼしたらメビウスも崩壊すると言うのはわかっていたし、ここまで救いのない終わり方をするのはとても潔くて好き
最後に鼻歌うたいながらビルから飛び降りるソーンが印象的だったけど、あの飛び降りは今までのフェイクじゃなくて、恐らく本当の死を迎えるための飛び降りなんだろうな…

笙悟が好きなので最後の最後まで裏切るのが辛いなーと思いながら進めてたんだけど、ウィキッドのキャラエピで「(現実世界の崩壊を見る時に)お菓子持参な?」と言われたのが妙にキュンとしてしまって、ここで裏切りの決心がついたというかなんというか
と言うかウィキッドめちゃくちゃ可愛くて好きだ…帰宅部ルートだけだと壊れたキャラだなーとしか思わなかったんだけど…可愛いよね…

あと、私は笙悟が好きな反面、ソーンの考え方がとても好きなので、どっちの味方もしてあげたくなるというジレンマを抱えていた
愛しい人がいない世界を否定して壊すっていうのも好きなんだけど、一番好きなのは、自分の身体を愛しい人の姿にしたところなんだよね
だって、自分の身体を愛しい人の姿にしたら、蘇った愛しい人と自分は結ばれないわけで
かと言ってソーンは一凛になった自分に対して、一凛と一心同体になったとかも思ってないし(むしろ一凛から遠ざかってしまうことを恐れていた)
自分や周りを犠牲にしてでも、助けてくれたμすら利用して愛しい人の存在を守ろうとするソーンは、私は嫌いになれない
だから、楽士ルートで倒れた笙悟を蹴り続けるソーンの姿を見ても、どうしても咎める気にはなれないんだよな…
愛が重い人間を否定したくない 歪んでてもソーンの愛は否定できるものじゃない

楽士側のキャラエピもみんな良かった
実はミレイだけは好きになれるか不安だったけど(ただの高飛車女だと思ってた)、キャラエピ進めたら普通に泣いてしまってめっちゃ好きになったわ…あのミレイが歳三のために施設に通ってるとかズルい…主従の絆がまぶしい…
楽士側はみんな良いキャラで一番を決めるのが難しいな 総合的に見るとスイートPが一番好きかもしれないけどウィキッドもStorkもソーンもイケPも捨てがたい…いや順位つけられない…
もちろん帰宅部もみんな大好きなので最後に敵対するの辛かった
彩声に「大好きだったのに」って泣き叫ばれたの心がえぐられたなー
あと笙悟から「お前のお陰で現実で生きる覚悟ができたのに」ってめっちゃ悔しそうに言われたのもやっぱりしんどかった 現実と書いて「地獄」と呼んでたのも辛かった
地獄と称する現実に帰る勇気を与えた部長はやっぱり笙悟と付き合うべきだと思うんですよ…(飛躍)

楽士ルートが終わって念願だった歌姫の夢も開放したので、今後はゆるく夢のパーティ組みながら因果系譜埋めたりグラン・ギニョールにいる謎の敵と戦ったりしようかな~と思ってる
ほんとみんな好きなのでパーティ編成悩んじゃうな…笙悟は外したくないんだけど琵琶坂も入れたいし…維弦とイケPでも組みたいし…スイートPちゃん好きだし…みたいな…贅沢な悩みだ…

カリギュラ、本当に面白いゲームだった
色んな意味で万人に勧められるゲームじゃないし、システム面とUIは結構酷いところもあるんだけど、でも、私にとってはとても大切なゲームの一つになった
プレイできて良かったなー 本当に楽しかった…みんな大好きだ……
畳む

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