#FE風花雪月 一週間かけて黄色ルートクリアした!めちゃくちゃ楽しかった…というかホント夢中になってた… 以下ネタバレ有なのでこれからプレイ予定の人は注意。主人公は「ベレス」で表記。 続きを読む ・黄色ルート全体の感想 級長・盟主クロードと、指導者(導き手)のベレスによる革命劇という印象。 まだ赤・青ルートをプレイしていないのでハッキリとはわからないけど、恐らく赤と青は(ベレスが関わる前から)何かしら確執があって、黄色は「新しい貴族の共同体」という成り立ちも影響したのか、良くも悪くも争いごとに関しては蚊帳の外だった。 戦争についても、どちらかというと「巻き込まれた」って言葉が似合うルートだと思う。 ただ、クロードは国ごとの確執や教会の諸々を飛び越えて「フォドラをぶっ壊したい」という思想を持っていて、自分の次期盟主という立場すら手段の一つとしか思ってなかった。 ベレスという導き手を得たクロードは戦乱の世を好機に変え、ついに大望の「フォドラの夜明け」を果たす。細かい部分を端折るとこういう感じのストーリーだった気がする。 争いごとからは蚊帳の外で、何で帝国とファーガスがあんなことになったのかよくわからない反面、ベレスの出自や教会の謎についてはある程度回収してたと思う。 この辺はクロード自身がベレスを凄く気にかけていた(背景に興味があった)のも大きいんだろうな。 マリアンヌが本編中に「先生(ベレス)が大樹、クロードが風、自分たちは鳥」と表現するほど、黄色ルートはクロードとベレスの二本柱で成り立ってた。 クロードは級長の中で一番うさんくさいと言われてたけど、蓋を開けてみると結構熱い男で、割と正統派ルートだった気がするなあ。 あと、民族に対する偏見とかはあるけど、金鹿学級はみんな性根が真っ直ぐというか、貴族と平民が入り乱れて価値観が多様すぎるというか。 クロードは自分のことを「異物」と評することが多くて、ベレスに対しても同類だと思っている節があったけど、金鹿学級の生徒たちはそれぞれの事情の中で「異物」だったのかなって気がする。 だから価値観がまとまらないんだろうなあ。でもそれが良い方に作用してて良かった。 とりあえずラファエルが本当に大天使ラファエルだったので名前つけた人のセンスを感じる…。 ・クロードとベレスの関係について(支援S) 黄色ルート自体がクロードとベレスの革命劇なので当然だろうけど、クロードは支援イベントでも本編でも一貫して「先生(ベレス)と同じ景色が見たい」と言い続けていた。 でも、長らくベレスのことも利用できる駒としか思ってなくて、少なくともベレスが天帝の剣を手にした場面では、まだ「利用してやる」という想いが強かったらしい(支援S情報) クロードの打算的な面については解釈が色々あるだろうけど、クロードは野望を叶えるためなら好きな女も殺せる、と思ってる。 これに関してはツィリルくんも同じことを言ってる。クロードは否定してるけど。 ただ、実際クロードはツィリルくんを殺せないと思う。ツィリルくんはクロードが取りこぼした願いの一つだから。 でも、ベレスが敵に回ったら、ベレスのことは殺すと思う。ベレスを脅威だと思っているし、クロードにとって特別であればあるほど、殺すと思う。 その時にクロードが躊躇うか躊躇わないかはまた別の話。 クロードがベレスに対して信頼の情を明け透けにしていく過程は、クロードの本音でもありつつ、敵に回ってほしくないっていう必死なアプローチでもあったと思う。 だからクロードのベレスに対する想いは凄く濁ってるというか、「打算」と「信頼」の境目が曖昧というか。 ジェラルトが亡くなったあと、ジェラルトの日記を貸すくだりで「貸してもらえなかったら部屋に忍び込むところだった」と言っていたので、相変わらず欲に忠実と言うか、ひどいなと思ったんだよね。 でも、同時に「レアさんの意向と違っても先生に従う」とも言っていたりして、この頃からクロードの想いが単純なものじゃなくなってきてるのかなと感じた。 クロードはベレスのことを信頼していたけど、猜疑心の塊だから、最悪の場合(ベレスが協力してくれなくなる)を想定していたはずで。 それでもベレスのことを手放したくなくて、一緒に景色を見たくて、「きょうだい」の契りを交わした。 最終的に、クロードとベレスが互いに恋心があったんだなとわかるのが、支援Sの最後のあのシーンだけなんだよね。 でも、今になって思えば、クロードにとって「同じ景色を一緒に見たい」っていうのは、恋愛感情を飛び越えた最大のプロポーズだったかもしれない。 クロードもベレスも、恋だとか愛だとか自覚する前に、かけがえのない人になってしまった感じ。 エンディングの後日談を読んでも、この二人は「結ばれた」っていう表記が一つも無くて、新しい世界が始まったことしか描かれていない。 でも、ずっとベレスに導かれ助けられてきたクロードが、ここで初めてベレスを助ける側になったのが、関係性の変化と成長を感じられて良かった。 その先の二人がどうなったかは想像するしかないけど、ここまできたクロードが今更ベレスを手放すわけないので、そういうことなんだと思う。 二人の王が統治する世界は、まさにマリアンヌが言ってた「大樹と風」になりそう。 神も運命も信じないクロードが、先生(ベレス)との出会いを「神様がくれた奇跡」と評しているのは、それだけベレスがクロードにとって特別だったんだろうな。 とりあえず見てわかる通りクロードとベレスの革命劇と関係性にすっかりやられてしまったので、しばらくこの二人について考え続けていたいなと思いました… それはそれとして早速二週目始めた。今回は青ルート。 でもクロードと敵対する覚悟がまだないので同時進行で黄色二週目始めました…ハハハ…こっちは育成とか色々やり込みながらゆっくり進めます…。 赤ルートも行きたいけどいつになることやら!?というかセーブスロット少なすぎない…?なんでifより減ってるんだよぉ…。 畳む 2019/08/04(Sun) 21:01:50 RPG系
一週間かけて黄色ルートクリアした!めちゃくちゃ楽しかった…というかホント夢中になってた…
以下ネタバレ有なのでこれからプレイ予定の人は注意。主人公は「ベレス」で表記。
・黄色ルート全体の感想
級長・盟主クロードと、指導者(導き手)のベレスによる革命劇という印象。
まだ赤・青ルートをプレイしていないのでハッキリとはわからないけど、恐らく赤と青は(ベレスが関わる前から)何かしら確執があって、黄色は「新しい貴族の共同体」という成り立ちも影響したのか、良くも悪くも争いごとに関しては蚊帳の外だった。
戦争についても、どちらかというと「巻き込まれた」って言葉が似合うルートだと思う。
ただ、クロードは国ごとの確執や教会の諸々を飛び越えて「フォドラをぶっ壊したい」という思想を持っていて、自分の次期盟主という立場すら手段の一つとしか思ってなかった。
ベレスという導き手を得たクロードは戦乱の世を好機に変え、ついに大望の「フォドラの夜明け」を果たす。細かい部分を端折るとこういう感じのストーリーだった気がする。
争いごとからは蚊帳の外で、何で帝国とファーガスがあんなことになったのかよくわからない反面、ベレスの出自や教会の謎についてはある程度回収してたと思う。
この辺はクロード自身がベレスを凄く気にかけていた(背景に興味があった)のも大きいんだろうな。
マリアンヌが本編中に「先生(ベレス)が大樹、クロードが風、自分たちは鳥」と表現するほど、黄色ルートはクロードとベレスの二本柱で成り立ってた。
クロードは級長の中で一番うさんくさいと言われてたけど、蓋を開けてみると結構熱い男で、割と正統派ルートだった気がするなあ。
あと、民族に対する偏見とかはあるけど、金鹿学級はみんな性根が真っ直ぐというか、貴族と平民が入り乱れて価値観が多様すぎるというか。
クロードは自分のことを「異物」と評することが多くて、ベレスに対しても同類だと思っている節があったけど、金鹿学級の生徒たちはそれぞれの事情の中で「異物」だったのかなって気がする。
だから価値観がまとまらないんだろうなあ。でもそれが良い方に作用してて良かった。
とりあえずラファエルが本当に大天使ラファエルだったので名前つけた人のセンスを感じる…。
・クロードとベレスの関係について(支援S)
黄色ルート自体がクロードとベレスの革命劇なので当然だろうけど、クロードは支援イベントでも本編でも一貫して「先生(ベレス)と同じ景色が見たい」と言い続けていた。
でも、長らくベレスのことも利用できる駒としか思ってなくて、少なくともベレスが天帝の剣を手にした場面では、まだ「利用してやる」という想いが強かったらしい(支援S情報)
クロードの打算的な面については解釈が色々あるだろうけど、クロードは野望を叶えるためなら好きな女も殺せる、と思ってる。
これに関してはツィリルくんも同じことを言ってる。クロードは否定してるけど。
ただ、実際クロードはツィリルくんを殺せないと思う。ツィリルくんはクロードが取りこぼした願いの一つだから。
でも、ベレスが敵に回ったら、ベレスのことは殺すと思う。ベレスを脅威だと思っているし、クロードにとって特別であればあるほど、殺すと思う。
その時にクロードが躊躇うか躊躇わないかはまた別の話。
クロードがベレスに対して信頼の情を明け透けにしていく過程は、クロードの本音でもありつつ、敵に回ってほしくないっていう必死なアプローチでもあったと思う。
だからクロードのベレスに対する想いは凄く濁ってるというか、「打算」と「信頼」の境目が曖昧というか。
ジェラルトが亡くなったあと、ジェラルトの日記を貸すくだりで「貸してもらえなかったら部屋に忍び込むところだった」と言っていたので、相変わらず欲に忠実と言うか、ひどいなと思ったんだよね。
でも、同時に「レアさんの意向と違っても先生に従う」とも言っていたりして、この頃からクロードの想いが単純なものじゃなくなってきてるのかなと感じた。
クロードはベレスのことを信頼していたけど、猜疑心の塊だから、最悪の場合(ベレスが協力してくれなくなる)を想定していたはずで。
それでもベレスのことを手放したくなくて、一緒に景色を見たくて、「きょうだい」の契りを交わした。
最終的に、クロードとベレスが互いに恋心があったんだなとわかるのが、支援Sの最後のあのシーンだけなんだよね。
でも、今になって思えば、クロードにとって「同じ景色を一緒に見たい」っていうのは、恋愛感情を飛び越えた最大のプロポーズだったかもしれない。
クロードもベレスも、恋だとか愛だとか自覚する前に、かけがえのない人になってしまった感じ。
エンディングの後日談を読んでも、この二人は「結ばれた」っていう表記が一つも無くて、新しい世界が始まったことしか描かれていない。
でも、ずっとベレスに導かれ助けられてきたクロードが、ここで初めてベレスを助ける側になったのが、関係性の変化と成長を感じられて良かった。
その先の二人がどうなったかは想像するしかないけど、ここまできたクロードが今更ベレスを手放すわけないので、そういうことなんだと思う。
二人の王が統治する世界は、まさにマリアンヌが言ってた「大樹と風」になりそう。
神も運命も信じないクロードが、先生(ベレス)との出会いを「神様がくれた奇跡」と評しているのは、それだけベレスがクロードにとって特別だったんだろうな。
とりあえず見てわかる通りクロードとベレスの革命劇と関係性にすっかりやられてしまったので、しばらくこの二人について考え続けていたいなと思いました…
それはそれとして早速二週目始めた。今回は青ルート。
でもクロードと敵対する覚悟がまだないので同時進行で黄色二週目始めました…ハハハ…こっちは育成とか色々やり込みながらゆっくり進めます…。
赤ルートも行きたいけどいつになることやら!?というかセーブスロット少なすぎない…?なんでifより減ってるんだよぉ…。
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